どんどん運転範囲を広げていく新幹線

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新幹線は次から次への延伸しているのですが、その一方で、在来線の特急列車がどんどんなくなっています。各駅停車の本数も減り、新幹線が停車しない駅は過疎化が進むという問題もあります。

昭和39年からの新幹線の歴史

新幹線は昭和39年、東京オリンピックの時代に、東京から新大阪まで開通したのが始まりです。これが新幹線の始まりであり、現在でも活躍している東海道新幹線になります。それから徐々に延長され、山陽新幹線として昭和47年に博多まで開通しました。当時はまだ最大速度が210キロだったので、今に比べるとかなり遅いでしょう。

それでも当時は世界最速の鉄道だったのです。昭和57年には、東北新幹線と上越新幹線も開通し、さらにはミニ新幹線と言われている山形新幹線や秋田新幹線まで開通しました。ミニ新幹線は在来線を走るので、130キロしか出せません。

それから九州新幹線や北海道新幹線、北陸新幹線も開通し、東北新幹線は最大で320キロのスピードを出すこともできるのです。さらに北陸新幹線は現在の金沢から敦賀まで、北海道新幹線は新函館北斗から札幌までの延伸が決まっています。

今後の新幹線の延長区間

北陸新幹線は敦賀までの延伸が決まっていますが、将来的には新大阪まで繋げると言われています。他にも九州新幹線の長崎ルートがすでに建設に入っており、2022年に開通予定となっています。新鳥栖駅から分かれて運行する予定です。

他にもリニアモーターカーがリニア中央新幹線として、東京都の品川から名古屋まで開通し、将来的には新大阪まで繋げる予定と言われています。しかし、リニアモーターカーは反対意見も多く出ており、赤字の懸念や周辺の環境問題が深刻化しています。

他にもいろいろな新幹線の延伸計画が行われているのですが、新幹線の駅ができた周辺は発展している上に、観光客も多く訪れています。経済効果も見込めるので、新幹線の駅を自分たちの住んでいる都道府県に呼び込もうとしている自治体もたくさんあります。

列車の名前もたくさん登場している

新幹線の延伸に伴い、列車の名前もどんどん増えています。最初はひかりとこだまだけだったのですが、現在ではのぞみも走っていますし、九州方面にはみずほやさくらなども走っています。中にはあさひやあおばのように、消えてしまった名前もあるのです。